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感染対策Q&A

MRSA・緑膿菌

Q
講演(平成20年度感染対策支援セミナー)ではMRSAは問題が起きてから検査をすればよいとのことでしたが、問題が起きてからでは責任が問われるのではありませんか。老健では入所時の検査からMRSAを除いているところが多いのですが、チューブ類が沢山入っている方に問題が起きてから検査するのでは遅過ぎると理解しています。どうなのか教えてください。
入所時にMRSAのスクリーニング検査をするという方法は、考え方としてはあります。
しかし、MRSA対策は最終的には医療の場やリソースを考えた上での臨み方の問題で、いろいろな方法があります。入所時にスクリーニング検査をして隔離予防策をとるというアクティブサーベイランスの考え方はありますので、その医療機関がその方針を採用するならばそれはよいことです。但し、スクリーニング検査の目的は隔離予防策をとるために行うわけですので、実施には隔離する部屋の有無や隔離予防策の仕方、部屋の不足は生じないか、維持できる期間はどのくらいか等々副次的な問題が伴います。それらの問題に全て対応可能であれば効果的ですが、その点は病院の患者さんの背景やリソースの有無で決まります。

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