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病院協会概要

2017年06月22日
静岡県病院協会会長就任の挨拶
                   会長 毛利 博
                   (藤枝市立総合病院 事業管理者)


 平成29年5月29日の理事会において、公益社団法人静岡県病院協会(以下病院協会)の第4期会長に推挙され、総会にて承認をいただきましたので、ご挨拶を申し上げます。
 このたびは任期半ばで退任されました玉井 直前会長の後任として会長を務めることになりました。諸先輩方が築かれてきました伝統ある病院協会を牽引していく重責を犇々と感じております。静岡県の医療の向上のために貢献できるよう邁進していきたいと思いますので、よろしくご指導ご鞭撻のほどお願いいたします。
 病院協会は、公益社団法人として様々な活動をしています。神原元会長、玉井前会長をはじめこれまでの会長の方々が行ってきた事業を継続するとともに、静岡県からの委託事業も含めて、研修会・講演会などは、これまで通り事業計画に沿って推進してまいります。一方で、日本においては世界が経験したことのない「少子高齢化」が起こりつつあり、医療界も大きなターニングポイントに突入した感があります。しかし、各病院ではその実感が乏しく、危機感が少ないように思います。高齢化の波が押し寄せ、人口減少が起こりつつある北海道や東北では、それを見据えた病院の在り方が真剣に議論され、病院の統廃合を含めた計画が進められています。数年後には、静岡県でも同じような状況になる可能性があります。その危機感を共有しながら、常に情報発信をしていきたいと思います。これには、病院協会の役員および会員の皆さんが、同じ方向を向いて対処することが重要です。自治体病院の多い静岡県では、まだまだ「護送船団」の意識が強いように感じます。「おらが町のおらが病院」という意識を改革することが、第一歩のように思います。
 2030年には高齢者の世代がピークとなり、その後に急激な人口の減少がおこり、2100年には日本の人口が半減することが予想されています。これまで右肩上がりで発展してきた日本の社会に、大きな翳りが見えてきています。医療を取り巻く環境も、年々厳しくなってきています。国も財源が厳しいなか、社会保障費の抑制のため、さまざまな施策を講じてくるものと思われます。病院においても時代の先読みが必要となってきています。これまで行われてきた病院完結型の「点」の医療形態から、病病・病診連携という「線」に、さらに地域包括ケアという「平面」に変化することが求められています。そのなかで地域医療構想が大切な位置づけになります。病院協会としましても、これまで以上に国、県などの情報をいち早く把握し、会員病院と情報を共有し、地域医療がより良い方向になるように努力していきたいと思います。また、国、静岡県、浜松医科大学、静岡県医師会とも、より一層の連携を強化し、さまざまな施策を進めていく所存です。
人命を第一に考えながら医療の質を向上させ、安心・安全な医療を提供することは病院の大きな使命ですが、それだけでは病院は生き残れないように思います。平成30年度には、診療報酬の医療・介護同時改定があり、経営感覚の優れた組織体制の確立が求められています。さらに、病院の機能分化が求められていますが、なかなかうまく進んでいない現状があります。このままの状況が続くと、病院は取り残されていく懸念があります。それを防ぐためにも、それぞれが自分の立ち位置を明確にしていくことが大切ではないでしょうか。
 病院は苦しい時代になりますが、このピンチをチャンスと捉え、それぞれの病院が活力を保ち、地域住民に信頼されるようにお互いに知恵を出して頑張りたいと思います。
  • 毛利 博 会長
  • 毛利 博 会長
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