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  • 浴室、浴槽の清掃、C型肝炎などの感染者のリネン類洗濯について

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感染対策Q&A

B型肝炎・C型肝炎

Q
私どもの養護老人ホームは、100名の入所者が生活しております。
今年9月に基本健康診断で肝炎の検査も行ったところ、C型肝炎陽性の人が
4名おられることが判明しました。その他の感染者もいることを想定して、血液
感染や体液など施設内の消毒についてわからない点を教えていただきたい
です。

 @風呂場:
    毎日浴槽を洗っていますが、消毒の方法はどうしたらいいでしょうか。
   一緒に入浴しても感染はしないと書かれていますが、実際にHCV陽性
   で膀胱癌女性もおり、血尿があります。また高齢の精神疾患の方で便
   失禁を風呂場でしてしまったりする場合もあります。
 A洗濯機:
    感染者と一般の人の物は洗濯機は別にしたほうがいいですか。
   また消毒剤はなにが適していますか。
 B床などに血液が付着した場合は、よく拭き取っておけばよいですか。

 その他何かアドバイスをいただけばありがたいです。
@浴槽は、洗剤により十分に洗浄を行い乾燥させておきます。 通常では入浴に
 よる感染の可能性はありませんが、明らかな出血や便失禁で汚染することが
 予想される方は、既知の感染の有無に関わらず最後に入浴していただくのが
 良いと思います。また汚染が生じた場合は、次に入るの方の入浴前に排水して
 十分に洗浄してお湯を入れ替えておくことが必要と思います。
 消毒は通常は不要ですが、感染性胃腸炎など感染性の強い下痢便失禁や吐
 物で汚染された場合などは、排水して次亜塩素酸ナトリウムで消毒後、十分な
 洗浄を行うのが良いと思います。
A既知の感染の有無に関わらず、リネンは熱水洗濯(80℃、10分間)が推奨され
 ており、この方法により感染性は消失します。この基準を満たす洗濯機を設置
 されていない場合は、0.01〜0.1%になるように次亜塩素酸ナトリウム液を加えて
 洗濯する方法が推奨されます。
B血液や体液による汚染が高度な場合は感染性廃棄物として廃棄します。

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